1.2.7. Beanstalk 設定の流れ

最後に、Beanstalk 設定で使用する EB 及び Git コマンドの流れについてまとめます。

  1. git init コマンド実行

    アプリケーションに対して Git の初期設定を行います。

    C:\web2py>git init
    Initialized empty Git repository in C:/web2py/.git/
    

  2. eb init コマンド実行

    Beanstalk の初期設定をローカル環境で行います。 このコマンドはアプリケーションに対して、一度だけ実行する必要があります。 環境変更などで、再度実行する必要はありません。

    C:\web2py>eb init
    

  3. eb start コマンド実行

    AWS サーバ側でサービスを起動します。もし Git 初期設定を再度行った場合も、 このコマンドを実行する必要があります。

    C:\web2py>eb start
    

  4. optionsettings ファイルの記述変更

    アプリケーションに合わせて、ファイルの記述を変更ください。

    [aws:elasticbeanstalk:container:python]
    WSGIPath=wsgihandler.py
    NumProcesses=1
    StaticFiles=/static=applications/myapp/static/
    NumThreads=15
    
  5. eb update コマンド実行

    optionsettings ファイルの記述を変更した後は、AWSサーバに設定を反映させるため、 このコマンドを実行する必要があります。

    C:\web2py>eb update
    Enter an RDS DB master password:
    Retype password to confirm:
    Update environment? [y/n]: y
    

  6. Git コマンドによるリポジトリ管理

    git addgit commit でコードをリポジトリに追加・変更・削除します。

  7. git aws.push コマンド実行

    Gitで管理しているアプリケーションコードをサーバにアップロードします。 コードが変更になった場合、実行する必要があります。

    C:\web2py>git aws.push
    

  8. 管理インターフェース

    必要に応じて、 web2py 管理インターフェース(admin)の設定 を行なってください。

  9. eb stop 及び eb delete コマンド実行

    不要になった Beanstalk 環境を停止・削除します。

    C:\web2py>eb stop
    If you terminate your environment, your RDS DB Instance will be deleted and you
    will lose your data.
    Terminate environment? [y/n]:
    

    C:\web2py>eb delete
    If you delete your application, your RDS DB Instance will be deleted and you wil
    l lose your data.
    Delete application? [y/n]: